沖縄のHGVCについて考える。

突然ですが、沖縄に旅行する機会がありました。宿泊したのはヒルトンのホテルですが、これに加えて、他のホテルも見てきました。動機としては、沖縄にできるはずの、HGVCを確認しようと思っていたわけです。

沖縄には、那覇にダブルツリーが2軒、北谷(チャンタン)にヒルトンが1軒あります。また、6月に北谷にダブルツリーがオープンします。HGVCは、森トラストが土地を取得し開発しようとしている瀬底島にタイムシェアを建設しようとしてます。

何を勘違いしたのか、北谷にタイムシェアができると思っていたので、北谷のヒルトンに言って話を聞いてみようかと思ったのですが、ホテルのスタッフに聞いたところ事実が判明。すでに書いている通り、タイムシェアができるのは、北谷ではなく、瀬底島だったわけです。話を聞いて、ニュース記事で読んだことを思い出しました。

「あー、やっちゃった」と思ったと同時に、驚いたのは、実は、レンタカーを借りて、瀬底島を通ってきたのでした。ビーチを写真に収めてきました。瀬底島は、那覇空港から車で1時間半、96キロあります。これまでに、二度の開発計画があったものの、いずれも中止。一度目の計画で建設途中になってしまったコンクリートの建物が残っています。それはグーグル・マップでも確認できるもので、瀬底ビーチのすぐ下にある大きな建物はコンクリートの廃墟です。



しかし、海は青く、ビーチはとてもきれいです。遠くに伊江島が見えます。


瀬底島は、本島に近いですが、島なので橋でつながっています。島の人に聞いたところこの橋は三代目。古いものは台風で壊れたので掛け替えられたそうです。

国内では、小田原にHGVCがオープンしましたが、本格的なリゾートエリアにできるのは初めてと言えます。大いに期待したいところですが、可能性としては、高価格帯の売出し価格になると予想されますが、住居・別荘の売買価格は、ハワイに比べれば遥かに低いので実際にどうなるかは、判断が難しいところです。

また、瀬底島について調べてみると、台風など天候が荒れて強風になると橋が通行止めになるとのことです。7月から9月までは沖縄に台風が接近する可能性が高く、バケーションが中止になるという憂き目に遭うリスクが出てきます。日本人が一番で出かけたい夏が沖縄のHGVCでは、ゴールドシーズンになってしまう・・・ちょっと考えにくいですが、ありえない話ではないと思います。

瀬底島からは美ら海水族館が近く、目の前の伊江島にも行けますが、那覇の中心地とを滞在中に行き来するのは現実的ではなく、リゾートステイを楽しみながら、車で周辺に出かけて自然を楽しむ大人のバケーションが基本的なスタイルになると予想します。オアフ島の方がもっと拓けていますが、那覇がワイキキ、ノースショアが瀬底島と考えるのが妥当な気がします。

というような、限られた情報から考えると、夏の盛りではなく、冬や春先など、海には入れない季節がHGVCを楽しめると予想します。5月でもかなり気温が高く、暑さに体力を奪われます。その意味でも、オフシーズンが狙い目と考えます。ポイントが少なければ尚良しです。

瀬底島のHGVCオープンは、2021年の予定。日本人だけでなく、沖縄を訪れている中国人、韓国人も視野に入れて、更には、沖縄を広告塔にしてアジアへ切り込むことをHGVCは考えている可能性もあります。森トラストとの契約を途中で棄権することはないと思いますが、実現までにはいろんなことがあるでしょうし、ハワイと同じように沖縄のタイムシェアが売れるかは未知数だと思います。ただ、オーナーの一人としてはそれは問題でもなんでもなありません。リゾートの選択肢が一つ増えるのは喜ばしい限りです。



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<追記> 2018年も梅雨が開けいよいよ台風シーズンになってきました。ハワイに行く時、台風に遭遇して出発が遅れるということはあり得ます。しかし、本土の空港が2日に渡り閉鎖というのは聞いたことがありません。午前中はダメでも午後がOKとか、翌日には平常に戻るとか言うのは普通のシナリオです。ところが沖縄あたりの台風は速度が遅くて、その影響が1日で終わらないことは十分考えられます。夏に沖縄旅行を計画するのは、かなりのリスクが伴いそうと改めて実感しています。

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